入社した動機

　既に弊社で働いていた知人の紹介で入社しました。JR東日本のグループ会社であるという安心感が大きかったです。転職を繰り返した私にとって、長く働くには、安定した企業グループの一員になるということは、大変大きなポイントとなりました。清掃社員として入社しましたが、清掃未経験の私でも、教育内容がしっかりとしていたので、抵抗なく仕事に馴染むことが出来ました。

現在の仕事

　所長として、事業所の運営及び管理を行っています。

弊社は首都圏在来線車両基地において、車両清掃、庁舎清掃、構内運転、車両メンテナンス等の業務を行っています。当事業所では、山手線・埼京線・成田エクスプレスの車両清掃、構内入換、JR建屋の庁舎清掃を行っています。時間に追われる中ではありますが、社員一丸となって、お客様に快適な車両を提供するため、日々業務を行っています。皆が、気持ちよく業務が出来るような、事業所運営を心掛けています。

現在の仕事につくまで

　2004年に入社し、3年間は田町事業所において、清掃作業に従事しました。その後、本社に異動となり、約10年間、様々な業務を行いました。最初は車両清掃の契約業務に従事し高品質な車両を、お客様に提供するために必要な、清掃業務量をJRと契約するという、非常に重要な仕事に就かせてもらいました。次に、品質指導・技術開発を担当し、清掃知識について多くのことを学ばせていただきました。それらの経験を活かし、品質指導部署においては、清掃研修の講師を務め、多くの社員との交流を図ることが出来ました。その後、2016年12月には『TRAIN SUITE四季島』運行開始に備え、清掃プロジェクトを発足し、プロジェクトリーダーの立場で、尾久事業所において、清掃工程の構築、清掃資機材の選定に携わりました。『TRAIN SUITE四季島』運行開始後は、山手事業所に異動となり、副所長として、事業所の管理・運営の基礎を学んで、2020年6月29日より池袋事業所の所長として業務を行っています。

今まで一番印象に残っている仕事

　『TRAIN SUITE四季島』の清掃プロジェクトに関われたことが、一番印象に残っています。この業務においては弊社だけの仕事ではなく、四季島が運行する場所を担当している、JR東日本グループの他整備会社や、JR北海道の整備会社と共に協力しながら、一つのものを作り上げていくもので、苦労も多かったですが、自分自身の視野も拡がりました。JR東日本管内や、JR北海道管内を飛び回って仕事をしていたことが、大変印象的です。その後、無事に『TRAIN SUITE四季島』が出発式を迎えた時の感動は、今でもはっきりと覚えています。多くの方々との出会いが、今の私にとってかけがえのない宝物となっています。

今後の目標

　所長として、健全な事業所運営をしていくことは、勿論のことですが、先ずは安全意識の高い職場を作っていきます。社員がイキイキと仕事を行い、皆が常に新しい事を提案し、チャレンジし続ける、そんな風土を根付かせていきます。

　池袋事業所は何事にも、『明るく、前向き、事故もなし』。そんな事業所を目標としていきたいと思います。

これから入社しようとしている人へ

　世間には多種多様な仕事が存在しますが、私がこの仕事を続けていけるのには、2つの理由があります。一つは鉄道という誰もが利用する公共交通機関を、清掃・運転・メンテナンス等において支えていくという社会的使命があるからです。もう一つは人との出会いです。弊社の仕事は必ず人の力が必要となります。今までも、出会ってきた多くの方々に助けられ、自分を成長させてもらっています。一緒に鉄道を支え、夢を持って仕事をしていきましょう。