車両メンテナンス業務
その中でも主な業務である仕業検査と車輪転削の業務内容を紹介します
仕業検査
電車の運行前に機能を確認することを目的として、視覚、聴覚、触手などの感覚又は簡単な測定により
機能の確認を行うとともに、室内蛍光灯、パンタグラフ、ブレーキ部品などの消耗品の取り替え、
補充を行います。この検査は定められた周期の中で実施されています。
車輪転削作業
車両の車輪は鉄でできており、長い間、レールの上を走行すると、レールとの摩擦や制輪子と呼ばれる
ブレーキシューとの摩擦、雨による滑走などにより、車輪の表面が減ったり損傷してきます。
このような状態では乗り心地が悪くなるだけではなく車両にも悪い影響を与えます。
このため、車輪を新しいものに取り替えたり、削って正常な状態にする必要がありますが、
車輪の取り替えには、大掛かりな設備と手間がかかります。
そのために車輪旋盤(車輪転削盤と呼ばれるものもあります)という装置を使って、
電車はそのままの状態で車輪を正常な状態に削る作業(削正作業といいます)を行います。